HDVが毎月分配型へ、それでも長期保有し続ける

資産形成

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)の運用形体が大きく変化しております。

今年春には株式分割のコーポレートアクションがございましたが、続いて6月に分配金の回数が急遽変更され、追加投資分はNISA制度枠の対象外になりました。

しかしながら、私はHDVをバイ&ホールドすることにしましたので本記事で考えをお伝えします。

  

立て続けのコーポレートアクション

前回の記事でもご紹介しましたが、これまでを振り返ると、今年4月にiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)は「1:5」の株式分割が発表されました。

1株あたりの株価がリーズナブルになり、割高で購買意欲が落ちていた投資家も購入できるようになり、ポジティブに捉えられました。

とはいえ、全体的に米国株は割高な推移を維持しており、追加購入を控えていましたが。

  

  

そのような中で新たな重要なお知らせが急遽届きました。HDVの分配金の変更です。

これまで四半期に1回のペース(毎年3・6・9・12月)で分配金をいただいておりましたが、今後毎月1回のペースに変更。

毎月分配型の投資商品は「タコ足配当」と呼ばれやすく、一部の投資元金を分配金として返されることが多いことから、多くの投資家は良い印象を持たないです。

  

NISA成長投資枠の対象外へ

今回によってHDVはNISA枠運用の対象外へ変更されました。そのため安易に追加購入ができなくなり残念に感じます。

HDVに限らず、毎月分配型の投資商品はNISA枠運用の対象外で定められております。前述通り信託報酬等の手数料が割高で、十分なる資産形成ができないため、日本の金融庁は投資家を守るために対象外にしております。

とはいえ、既に保有している株数はNISA枠で既に購入していることから、今後もNISA枠で運用し続けられるのは救いです。

そのため、現時点で売却することはないのかなと感じます。

  

これまでのHDVの運用形体の変化をまとめると次のようになります。

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(HDV)の運用形体の変化
  • 2026.04
    株式分割により1株が5株へ変更される

    株価は5分の1へ

  • 2026.06
    分配金回数が「四半期に1回」から「毎月1回」へ変更

    追加投資分はNISA制度枠の対象外へ

  

経費率の改定がなければいいが…

ここまでを話していて気になる懸念点がございます。経費率の改悪です。

多くの毎月分配型の投資商品は経費率が割高な特徴があるためです。

次は利用者が多い毎月分配型の米国ETFの経費率の一覧です。

投資商品ベンチマーク経費率
GS Nasdaq-100 プレミアム・
インカムETF(GPIQ)

(ハイテク株中心とした主要銘柄)
0.29 %
グローバルX NASDAQ100・カバード・コール50 ETF(QYLG)Cboe Nasdaq 100 Half
BuyWrite V2 USD
0.35 %
iシェアーズ iBoxx 米ドル建て
ハイイールド社債 ETF(HYG)
Markit iBoxx USD Liquid
High Yield TR
0.49 %

現在のHDVの経費率は年率0.08%ですが、上記の毎月分配型の米国ETFと比較しても経費率が低いことが分かります。

日本国内における投資信託商品になると更に差が開きます。「みんかぶ」における毎月分配型投資信託の人気ランキングをご覧いただくと、年率2.0%前後の信託報酬がかかる投資商品が勢揃いであることがわかります。

仮に配当利回り年率4.0%あったとしても、信託報酬が2.0%であれば、実質の配当利回りは2.0%まで低下してしまいます。

収益におけるプラス利益分から分配されればいいものの、タコ足配当のように投資元金から崩して、分配金として戻されるパターンになれば、まして良くないです。

  

投資商品としては悪くない

とはいえ、「HDVを直ちに全て売却しないといけない」といったことは現時点では考えません。

HDVの投資先銘柄を見てみると、大手石油会社のエクソン・モービル、シェブロン、ヘルスケア会社のジョンソン&ジョンソン、ファイザーといった主要企業を中心にした構成。エネルギーセクター、ヘルスケアセクターの割合が大きく、全体的にバランスは悪くないです。

そう考えると、ここ数ヶ月で経費率が改定されることはないのでは、と見込んでおります。直ちに売却する必要性は低く感じます。

ただ分配金回数の変更により、運用におけるリスクが変わるため、一定数投資家が離れていく可能性を考えれば、将来的に改定されるかもしれないことは考えておいた方が賢明かもしれませんね。

  

現時点では様子見

以上より総合的な判断として、

▶︎ 現在保有中の株はホールドし続ける保有中の株は今後もNISA枠が適用されるため

▶︎ 追加購入は今後抑えていく → 追加購入分はNISA枠の対象外になるため

▶︎ 大きく暴落するタイミングが到来した時のみ追加購入予定

  

といった方針で様子見することにします。今後のHDVの行方を見通せませんので、こればかりは距離を置いておく方がいいのかなと思います。

大きく下落する機会にあった際に、米国高配当株ETFのVYM,SPYD、そして欧州株ETFのVGKをメインに購入し、一部をHDVにも割り当てようかと思います。

  

本来の投資目的である、

▶︎ 老後に向けた資産形成

▶︎ 今の生活をより豊かにしていく

このことを忘れることなく、この先もバイ&ホールドし続けて行きます。

  

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