◆前回の記事
電車内では特別金利の広告が目立つように
3年前にマイカーを手放して以降、普段は公共交通機関を使って通勤しています。
その中で電車も利用していますが、車内広告を眺めていると最近は大手銀行の特別金利適用の口座開設キャンペーンが増えてきた気がします。
「円預金 年1.0%! 新規口座開設の方限定!
「冬の特別金利キャンペーン! 年1.3%!!」
同じく普段電車を利用されている方も見かけるようになったのではないでしょうか?電車を使っていない方でも、スマホでブラウザやアプリを使っていると広告にて見かける機会が増えてきたことでしょう。
コロナ禍が収束する前までは日本経済は冷え込み、日銀ではゼロ金利にして経済の循環を良くしようとしておりました。多くの預金金利は0.001%の時代が続いておりましたが、今ではゼロ金利ではなくなり、金利上昇に伴い大手銀行の預金金利の相場は0.2%へ上昇しました。
金利の上昇トレンドの真っ只中において、各銀行では相場よりも高めの金利キャンペーンを通して、顧客獲得に注力されていることが物語っております。
ただ高い金利が適用されるのには条件が課せられることは言う間でもありません。
不都合なことは小さく書かれがち

先ほどの車内広告をよくよく見てみると右下に小さく注意事項が書かれていることが多いです。
【高金利適用における条件例】
▶︎ 適用期間の限定(例:2026年9月末まで適用)
▶︎ 普通預金ではなく、定期預金のみ適用
▶︎ 提携のクレジットカードでの口座引落設定で適用
▶︎ 給与・賞与の受取設定をされたら適用
このように高い金利が適用されるのに条件達成を課してくることが多いです。特に定期預金なら引き出せる時期が来るまで資金が拘束されますし、条件達成のために指定のクレジットカードを作るのには時間コスト、管理コスト、年会費等の費用面において不利につながりかねません。
パッと見れば通常よりも金利のよさに飛びつきたくなりがちですが、そんなに甘くありません。
余計なモノを増やしていては、時間・手間・管理の雑念が生まれ、心穏やかに暮らすにあたって邪念に繋がります。ミニマリストしぶさんの書籍「手ぶらで生きる。」にも似たことが書かれております。
【関連書籍】
多くは”No pain, no gain.”で経済ができていると思っていて、甘い蜜を吸える代わりに、必ず代償を払う必要があるのだと感じます。
このような大切なことを判断する際、全体を俯瞰することが必要になります。
目先のことに捉われず全体を俯瞰する
そもそも銀行を乗り換える理由は何でしょう?「何となく金利が高いから」だったら、安易に乗り換えない方がいいでしょう。
「10年、20年と長期で使う予定がない余剰資金を増やしたい」場合だったら、預金ではなくインデックス型の優良な投資信託で資産運用した方が賢明かもしれません。
私の場合は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を始め全世界株、先進国株、米国株をそれぞれ毎月積み立て続けて約5年半になるのですが、年率約12%台で運用できており、資産を最大化させております。(平均より年率が高すぎるため、ゆくゆく景気後退で調整されそうですが。)
このようにプランAだけに捉われず、プランBを考えることも必要な時があります。
個人的には銀行を乗り換える場合に金利だけで判断するのではなく、機能面、利便性の良さを優先した方がいいのかなと感じます。例えば、「生活用口座〜証券口座間の資金移動、目的別口座の有無、公共料金の支払方法」などの使い勝手の良さを優先したいところです。
住宅ローンの借り換えにおいても同じ

日本においてもここ3〜4年でインフレがトレンドになりました。ゼロ金利から脱却して、今では金利がある時代へ。私たち身の回りの生活が大きく変わり続けております。
日銀が政策金利を上げてくると預金金利だけでなく、マイホームやマイカーを購入する際に組むローンにも大きく影響してきます。特に変動金利でローンを組んでいる方だと、金利が上がれば毎月支払う利子が増えてきて、ローンの負担が大きくなるのは言う間でもありません。
するとローンの借り換えを考える方が増え、当然の如く「他社と比較して金利の低いですよー!」と宣伝する広告が増えます。
契約中の金利よりも低いと飛びつきたくなるでしょうが、ローンの借り換えでの初期費用は大きなコストが発生することは脳内に入れておくことが必要不可欠です。
司法書士に依頼して抵当権の変更、登記手続きによる費用や、事務手数料等が発生するため、数十万〜数百万単位でかかってきます。
目先のことばかり捉われず、トータルで判断する

結果として、何事もトータルで判断するのが大事だとことをお伝えしたいと思います。目先のことだけに捉われるのではなく、「なぜ」という背景を知ったり、推測することも欠かせません。
トータルで俯瞰すると効果は大してなかったり、逆に負担が大きくなったりして、時間だけムダに使ってしまう結果になります。目先のことに飛びついて、却って大事なことを失うリスクがあります。
今後も目紛しく私たちの生活は大きく変わってくることでしょう。大事なことに決断をする際は、何事にも「トータルで判断する大切さ」をお伝えして本記事を締めたいと思います。
【紹介書籍】
▶︎ 新版 手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法(著:ミニマリストしぶ)
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