高レバレッジをかけて投資する個人投資家、現金比率を高め続ける投資会社

資産形成

イランとアメリカ&イスラエルとの衝突により中東情勢の悪化したり、並びに米国の景気観が悪化したりで不安定な情勢が続いています。

それにも関わらず、米国市場は相変わらず強気な姿勢が続いており、新たなバブルが形成しつつあります。

  

主要3指数は史上最高値を更新

現在の米国主要3指数は次の通りです。

各指数(年初来のリターン)
ダウ平均49,526.17(+3.04%)
S&P5007,408.50 (+8.02%)
ナスダック26,225.15 (+12.84%)
2026年5月18日14時現在

中東情勢の悪化、原油価格の不安定による世界中でのインフレ再燃が懸念されている中でも、S&P500、ナスダックでは史上最高値を更新しました。

米国市場は変わらず強い状況が続いていることがわかります。

そのような中で気になる記事がございました。

  

高レバレッジをかけて投資する個人投資家が増加している

  

金融リサーチ/相場解説を提供する「The Kobeissi Letter」によると、高レバレッジをかけて投資する個人投資家が増えていることが発表されました。

  

詳細によると、3倍のレバレッジで投資される個人投資家がナスダックでは25%に膨張。レバレッジをかけない個人投資家と比較すると1.5倍も差があります。

今のイケイケドンドンな米国市場の波に乗り遅れまいと、ハイリスクな投資を求める個人投資家が増えていることがわかります。

2022年から米国市場は好調な相場が続いていることもあり、明らかに市場は楽観的で強欲ムードが広がっております。

  

バークシャー・ハザウェイは引き続き現金比率を高め続けている

  

翻って、現状の相場を俯瞰した上で慎重になっている投資家も出てきております。

同じく「The Kobeissi Letter」によると、大手投資会社「バークシャー・ハザウェイ(Berkshire Hathaway)」は2022年以降現金比率を急速に高め続けており、現金保有額が約400億ドル近くに及びました。

世界中でインフレトレンドに突入して急激な政策金利の利上げが進んだ2022年以降、急激に現金比率を高め続けております。

2026年5月時点で約397億ドル。2022年代と比較して現金保有額は約4倍にも膨らんでおります。

直近2026年1-3月の四半期決算によれば、東京海上日動HD等の株式を約160億ドル購入。しかしながら株式売却が約240億ドルであるため、約80億ドル売り越した計算になります。

米証券取引委員会(SEC)に届け出た直近の報告書だと、大手IT会社「アマゾン・ドット・コム」の保有株式を全て売却されてることが記されており、状況を踏まえて、割高な株を見直されてることが分かります。

  

市場が貪欲な雰囲気になっている時こそ、慎重になる時期

今の相場に乗り遅れまいとハイリスクな投資を追い求める個人投資家、かたや今の相場を踏まえて慎重になる大手投資会社。

株式市場にて「どちらが正解か」といったように未来を占うことは誰にもできません。

  

とはいえ、現在の相場で少なくとも言えることが、

▶︎ S&P500のシラーPERは約40倍代で下がる様子なし。通常よりもはるかに超えていて米国相場は全体的に割高感が否めない。

▶︎ 中東情勢悪化で原油価格の変動が不安定。世界的に物価高が再燃している。

▶︎ AIが急速に普及しており、米国の雇用統計に不安感が漂っている。

  

現在のS&P500のシラーPERが次の通り。ご覧の通り標準偏差よりも高い位置にいることがわかります。

出典先: https://stock-marketdata.com/cape00top.html (CAPEレシオ(シラーPER)の超長期チャートより)

  

そのためこの先の景気において先行き不安感は否めません。(もちろん事なく終わることを祈っていますが)

  

目先のことに囚われず、長期的な視点で俯瞰的に判断する

そのため今後の投資スタイルは次の通り、変わりなく続けていこうと私は思います。

  

【インデックス投資】景気の状況は気にせずに毎月淡々と積み立て続ける。

【米国高配当株投資】基本的に軍資金の比率を高める。大きく下落したタイミングで買い増す。

  

景気後退で株価が大きく下落する機会がないため、高配当株投資においてなかなか一括で買い増せない状況が続いております。

もどかしい気持ちが続いていますが、以前からお話している通り、稲妻が鳴る時まで気長に待ちます。

インデックス投資は基本的に老後の資産形成が目的なので、リスク許容度の範囲内で毎月淡々と積み立て続けます。

  

イケイケな相場に踊らされて、リスク許容度を超えてジャンピングキャッチしてしまえば、ゆくゆく訪れる景気後退において必要資金さえも減らしかねません。特に投資経験が浅い方は注意が必要です。

資産運用では自分自身の年齢、収入、貯金額、家族構成を踏まえた上でリスク許容度の範囲内で投資しましょう。

短期的な投資はギャンブル(投機的)になりがちです。資産形成していくにあたり、長期的な目線で幅広く分散投資することが大切です。

  

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