ここ最近、夢中になっている著名投資家の方がいらっしゃいます。
ゴールドマン・サックスを約17年間勤められた田中 渓さんです。
旧三菱サラリーマンさんこと穂高 唯希さん以来のマイブームが到来しました。
人並み外れた著名投資家
簡単に田中 渓さんの経歴についてご紹介します。
田中 渓さんは以前ゴールドマン・サックス証券株式会社を17年間勤められました。
上智大学の大学院を中退された後、ゴールドマン・サックス証券株式会社に内定し、2007年に新卒として入社。
入社したいがために受験した面接回数はなんと53回。人並み外れた粘り強さを持たれる方です。
また日常生活においても並外れた習慣を持たれています。
今に至るまでの6年間、なんと毎朝3時45分に起床。起きた後はランニング25km、もしくは水泳7,000m、サイクリング60kmのいずれを必ず実施することを習慣にしているとのこと。
この時点で並外れたヤバい方だと脳内に衝撃が走りました。今までにお目にかからないタイプだからこそ、習慣・考え方が面白く、田中さんにどハマりしました。
旧三菱サラリーマンさんこと穂高さんの名言を思い出します。「人間図鑑として脳内ファイリングする」ことを。
正しく新しく脳内に田中 渓さんがファイリングされてしまいました。
“遅くても確実さ”を求めるより、”粗くても拙速さ”を
田中 渓さんはYouTubeにおいても積極的に出演される機会が増えました。私は田中さんの価値観を脳内に刷り込もうと、ほぼ毎日移動中や仕事の休憩中にポットキャストのようにして拝聴しております。
その中で、ビジネス映像メディア「PIVOT」の公式チャンネルにおける動画では、下表における4つのパターンを基に「確実性」と「スピード感」についてお話されました。
成果の質 (100点満点) | 報告タイミング | |
パターン① | 100点 | 早い |
パターン② | 50点 | 早い |
パターン③ | 100点 | 遅い |
パターン④ | 50点 | 遅い |
田中さんは司会の方へ次の質問が投げられました。
「仕事ができる人は上記パターン4種類の中のどれでしょう?」
正解は「パターン①と②」というのです。これは衝撃を受けました。
言う間でもなくパターン④がダメなのは分かります。成果も良くなく、遅くてはプラスになっていません。
しかしながらパターン③「多少遅くても確実さ」が大事だと、生きていく中で思い込んできました。司会の方も同じようにパターン③を選択されていました。
【出典先】
【億を稼ぐ人の富裕層マインド】ゴールドマンサックス勤続歴17年のエリートが伝授!年収1億円超える人々の共通点 / PIVOT 公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/watch?v=PxfJdgDP1F0
学生時代が大きく影響?

思い返せば、正確さを重要視するようになったのは学生時代に理由があった気がします。
例えば定期的なテストを考えてみましょう。テストの採点では基本的に100点満点の中で採点されることが多いですよね。
進学において大きく影響を受けるため、中高時代の当時は夜更かししてでも「高得点を取らないと」と思って、頑張って勉強していた当時を思い出します。
そんなテストですが終了した後日、先生が解答用紙を返却する際、80・90点台の生徒はよく褒め称えますが、70点台以降は微妙な表情をされる先生方が多かった気がします。
そして60点台、50点台と点数が低くなるにつれ、渋い顔でテスト用紙を返却していく、そんな先生方が多かったのではないでしょうか。
先生として「正解はA」と授業で教え、テストで生徒が「B」「C」と答えず、「A」として脳内に身についていることを確認されます。
勉強スタイルだけでなく、風紀、規律も例外ではありません。
規律、風紀において学校で教わったことはその通りに学校生活を過ごさせる。少しでも変わった行動をしたり、先走る生徒を発見すると既存レールへ戻そうとする。
多くの学校はそのような学校生活のスタイルが構築されております。
社会人において「正確さ」だけ求めてはダメ

ところが社会人になると一転。
学生の頃と同様「正確さ」はもちろん大事ですが、社会人では「早さ」も求められるようになります。むしろ「早さ」が重要に感じます。
私の場合、完璧を求める性分だったため、スピードを犠牲にして慎重に向かうタイプでした。
学生時代だったらテスト・宿題を時限内に済ませればよく、評価は良かったのですが、社会人になれば、丁寧に業務を100%に近い正確さを求めて仕事をしても、報告が遅いと上司からは全然良い評価をされないことがほどんどです。
早さを取り入れ60、70点を目指す、100点満点を求めない
最近は仕事も慣れて、ありがたい事に今年より主任へ昇格したのですが、それは「完璧を求める」ことをやめたのが理由に挙げられます。
前述通り、仕事において完璧を求めるあまり、報告タイミングが遅ければ、進行中だった案件がいつの間にかペンディング(保留)されたり、終了してしまう。
貴重なチャンスがいつの間にか損失してしまいます。費やしてきたエネルギー・時間がムダになります。
忘れてはいけないこと。それは最終的な責任は管理職である上司であること。
どんな成果であれども、上司へ報告するにあたり、上司からの指摘・考えを取り入れる必要性が生まれます。
そう考えれば、成果ばかり求めてはいけないが分かってきました。
だからこそ、100点満点を目指さず、まずは60・70点程度の粗い成果を作る。たたき台でも構わないので適宜上司へ報告。こうすることでどこまで進んでいるのか可視化され、上司も自分自身も今後の方向性が見えてくるといったメリットが生まれます。
ここで前述した田中 渓さんの質問に戻ってきます。
成果の質 (100点満点) | 報告タイミング | |
パターン① | 100点 | 早い |
パターン② | 50点 | 早い |
パターン③ | 100点 | 遅い |
パターン④ | 50点 | 遅い |
「仕事ができる人は上記パターン4種類の中のどれでしょう?」
それはどんな成果であれど、早いタイミングで報告してくるパターン①、②の方が仕事ができる人になるということになります。
田中 渓さんは書籍も出版しておりまして、拝読したことがあります。
そんな名著の中には、今日お話してきた内容、
最優先すべきは「確実性」より「スピード感」
を題名に、富裕層の方の意思決定において「確実性」と「スピード感」の大切さについて実例を基に紹介されていました。
感慨深い考え方です。
役に立つ価値観・人生論は今後も取り入れていく

コロナ禍を経て、私は金融リテラシーを学ぶ機会が増えたのですが、同時に人生論を学ぶ機会も増えるようになりました。
穂高 唯希さん、リベ大 両学長、ミニマリストの方、そして今回の田中 渓さんの人生観について本ブログでご紹介していますが、そういった成功者の方の価値観を学ぶのは実に面白いですね。
そう言った成功者の考えを1個でも徹底的に真似してみると、普段抱えてる肩の荷も減っていく感じがします。
世間一般的な常識が、実は非常識だったことを気づく機会も増えました。
今後もタメになる考え方、人生論は取り入れてより良いライフスタイルにアップロードしていきたいです。
【出典先】
▶︎ 億までの人 億からの人 ゴールドマン・サックス勤続17年の投資家が明かす「兆人」のマインド / 田中 渓
▶︎【億を稼ぐ人の富裕層マインド】ゴールドマンサックス勤続歴17年のエリートが伝授!年収1億円超える人々の共通点 / PIVOT 公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/watch?v=PxfJdgDP1F0