【NEW】株価が暴落している時こそ、資産運用の目的を忘れべからず

資産形成

アメリカのトランプ政権の影響で、嵐の勢いが止まりそうに無さそうですね。

年初来の相場の振り返り

始めに年初来の米国・国内の相場を振り返りましょう。

株価指数騰落率(年初来最高値から)
日経平均31,591.84↓21.02%
ダウ平均38,314.86↓14.85%
S&P5005,074.08↓17.49%
2025年4月7日現在の株価指数

上表の通り、年初来から大幅に落ちていることが分かります。最高値から10%以上下落した場合は「調整局面入り」、20%以上下落した場合は「弱気相場入り」と言われますが、早くも調整局面入りしたことが分かります。

経済において「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」と唱えられるのですが、まさしく日経平均株価は早くも弱気相場入りしてしまいました。

恐怖指数(VIX指数)もコロナショック以来、久々に40の大台を超えました。

恐怖指数(VIX指数)の推移(2025年4月7日時点/ Google Financeより)

米国の関税政策が影響

去年2024年秋の米大統領選においてトランプ大統領が当選してからは、今後も米国経済が期待できるといった形で、一定期間は米国相場は上がり続け、「トランプラリー」と呼ばれていました。

しかしながら実際に大統領に就任された2025年からは、一方的な貿易相手国からの輸入品に対する関税・相互関税の発令が根本に、世界経済の先行きの不透明感が増しました。

その結果、4月より米国相場、国内相場は軒並み大幅に下落。トランプ大統領は「この政策が原因でリセッション入りしても厭わない」と強気姿勢なので、反発して相場が良くなるといったことは言えなく、しばらくの間における米国相場は今までのリターンを期待できないかもしれません。

言い換えれば、去年より新NISAを活用してインデックス投資を始めた方にとっては辛い期間が長く続く可能性があるかもしれません

相場が良くない時こそ、本来の資産運用の目的・マイルールを忘れてはいけない

以上を踏まえて最も伝えたいことはこの一文に限ります。

相場が良くない時こそ、本来の資産運用の目的・マイルールを忘れてはいけない

皆さんが資産運用をしている目的は何でしょう?恐らく多くの方は将来の老後資金の備えを目的に運用されている方が多いのではないでしょうか。

投資初心者でも運用しやすいのがインデックス投資。
手数料が低く、世界中に分散投資できる「eMaxis Slim オールカントリー」、米国経済へ分散投資できる「eMaxis Slim 米国株式(S&P500)」をメインに運用されている方が多いでしょう。

これらは日々米国、世界中の経済が成長し続けることを期待した商品なので、一定のリセッション入りで暴落する期間があっても、超長期で見れば株価は上がり続けることが証明されています。

1990年-2025年のS&P500指数の動き(StockCharts.comより)

もしも同じ目的で長期でインデックス投資をされているのでしたら、こういった弱気相場で狼狽売りをしてはいけません

私の場合だと資産運用にあたり、下記ことを目的・マイルールとしています。

▶︎インデックス投資
 目 的:将来の老後資金のために資産を築き上げる
 ルール:毎月月初に一定の金額を自動的に積み立て続ける、使わない資産なので暴落しても基本的に売却しない

▶︎米国高配当株(ETF)投資
 目 的:現在の生活を豊かにするために、頂ける配当金を築き上げる
 ルール:最高値から10%以上下落時に買い増す、購入した株(ETF)は基本的に売らない

私は5年前よりインデックス投資を始めました。当時は老後年金2,000万円不足の問題が沸いていた時代だったので、将来の老後資金を自分で築き上げないといけないと思い、旧つみたてNISAを活用して運用し始めました。

当時はコロナショックで暴落していて、その後から始めたこともあり正直不安でした。しかし売却することなく運用し続けているため、今のように大幅に落ちても不安を感じることはなくなりました。

別途、配当金を増やして今の生活を良くするために、アメリカの優良な高配当株投資をしているのですが、同じく基本的に下落しても保有株は売却しません。

改めて

相場は一辺倒で上がり続けるわけではありません。相場良い時期が続けば、いつか悪い時期が一定期間到来することだってあると私は思っております。

そういう時こそ本来の資産運用の目的を忘れがちです。だからこそ深呼吸を置いて、改めて自分自身を見つめ直して、今後も資産運用を継続しましょう。

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